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アフリカでエイズ孤児が笑顔でいられる社会を実現する

門田 瑠衣子 /  Ruiko Monda ( 第2期 )
エイズ孤児支援NGO・PLAS  

事業概要

プラスとは
エイズ孤児支援NGO・PLASは、エイズ孤児が直面する問題の改善に取り組む国際協力NGOです。ウガンダ共和国、ケニア共和国で活動を行っています。

ミッション 私たちの使命
HIV/エイズによって影響を受ける子どもたちが笑顔でいられる社会を実現する。

バリュー 私たちが大切にすること
・地域で子ども達が育つことを大切にします。
・地域と共に活動し、住民の自立を優先します。
・前向きにチャレンジし、成長しつづけます。
・人とのつながりを大切にし、お互いを尊重します。

エイズ啓発活動
HIVの蔓延を防ぐため、またエイズ孤児への差別解消を目指してエイズ啓発活動も展開しています。また、お母さんから赤ちゃんへのHIV感染を防ぐために、地域リーダーを育成しています。トレーニングを受けた地域リーダーが主体となって、地域住民への啓発活動を展開しています。

エイズ孤児への教育支援活動
エイズ孤児が多く通う小学校に対して、学校教室の建設支援や学校運営に関するアドバイス、また農作物の販売収益をエイズ孤児の就学支援等に充てる農業事業などを行っています。

 

事業を始めたきっかけ

「一生に一度はアフリカに行ってみたい。」
いつしかそんな思いを持つようになり、ボランティアとしてケニアの地を初めて踏んだのは、2005年春の大学院生時代でした。

ローカルNGOの活動にボランティアとして参加をし、その活動の中で、HIV/エイズや貧困、医療や教育が行きとどかない現状に、大きなショックを受けました。
しかし、私の心に印象的に残ったのは、暗いアフリカの側面ではなく、地域をなんとか変えようと奔走するアフリカの人々と、過酷な環境の中でも屈託のない笑顔を見せる子どもたちの姿でした。

アフリカの人々に魅せられて、同年の8月、再び私はケニアを訪れました。
子どもたちの現状を知りたいと訪問した孤児院には、ベッドにずらりと並んだ赤ちゃんたちが待っていました。その子どもたちの多くは、エイズによって親を亡くした、エイズ孤児だったのです。

「まずは自分にできることから始めよう。」
そう心に決めて帰国をしました。

帰国から3ヵ月後、同じような思いを持った同世代の若者と出会い、2005年12月、日本で初めてのエイズ孤児支援に特化した団体として、エイズ孤児支援NGO・PLASを設立しました。

エイズ孤児の問題は深刻であるにもかかわらず、これまでなかなか目を向けられてきませんでした。

HIV/エイズは大人の問題、感染者や患者をどうケアするのかという問題とされ、その先にあるエイズ孤児にはなかなかスポットが当たることがありませんでした。

「勉強をしたい!」「将来は学校の先生になりたい!」と夢を語る、多くのエイズ孤児に出会い、それと同時に、差別や偏見にさらされ、教育を受けられず毎日水汲みに行き、食事も残り物、場合によっては引き取り先さえないという彼らを取り巻く厳しい現実を目の当たりにしてきました。

どうすれば彼らの夢や可能性を開花できるのだろうか。
私たちはそのヒントを地域の中に見つけました。

地域に根深いHIV/エイズへの偏見がある一方、「エイズ孤児に教育を」「エイズ孤児が笑顔でいられる地域を作りたい」そんな思いを持った住民たちがいたのです。
プラスは、彼らと手を取り合い、共にエイズ孤児支援に邁進します。

これ以上のHIV/AIDSの感染拡大を防ぎアフリカの危機を共に乗り越えるために、そして何よりエイズ孤児のために、どうぞ皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。

ひとことメッセージ

今いるエイズ孤児が笑顔でいられるように、そしてこれから生まれてくる子どもたちが、母子感染せずに生まれてくることができるように、活動を続けてきました。

ソーシャルベンチャースタートアップマーケットに参画後、ケニアの県保健省とパートナーシップを組むなど、事業の広がりを感じています。

これからも同じ志を持つ仲間やパートナー、そしてご支援者の皆様と共に、支援の輪を広げていきます。

引き続きのみなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

活動レポート

現在のところ、活動レポートはありません。

【事業カテゴリ】
2期生国際協力・国際交流教育・こどもの健全育成

【団体名/事業名】
エイズ孤児支援NGO・PLAS

【活動地域】
ケニア共和国、ウガンダ共和国、日本

【ウェブサイト】
http://www.plas-aids.org/

【ブログ】
http://ameblo.jp/rui-africa/

【プロフィール】
1981年熊本県生まれ。2006年、武蔵野女子大学人間関係学部卒。明治学院大学大学院国際学修士課程修了。フィリピンの孤児院や国際協力NGOでのボランティアを経験し2005年、大学院在学中にケニア共和国で現地NGOでボランティア活動に参加。それをきっかけに、2005年にエイズ孤児支援NGO・PLASの立ち上げに携わり、同団体事務局長を経て、現在代表理事を務める。現在は、海外事業及び国内のキャンペーン事業、ファンドレイジングなどを中心に活躍中。CSR推進NGOネットワークコアメンバー。

【影響を受けたもの】
両親

【座右の銘】
全ての人に価値がある

【オフの過ごし方】
買い物、音楽、旅行