「自分の魅力アップ」が社会貢献に繋がるネクタイ・チャリティー
森本 宏美 /
Hiromi Morimoto
( 第2期 )
Tie for Change

事業概要
気づかれていない、大切にされていない人やモノの素晴らしさを最大限に活かすことで、いまここにあるものを大切にしながら、自分自身の人生の主人公として輝き、周囲を幸せにする人を世界中に溢れさせる。
<strong>【事業名「Tie for Change」の由来と3つの想い】</strong>
① 「ネクタイ(Tie)で、あなたが変わる(Change)」~いまここで、目の前の人に役立つか~
② 「つながる(Tie)ことで、社会が変わる(Change)」~50年後の日本と世界にとってよいか~
③ 「変わりゆく(Change)地球環境を鑑みて、私たちが手をとりあう(Tie)」~100年後の地球にとってよいか~
<strong>【解決したい社会的な課題】</strong>
Tie for Changeは、
①リサイクル事業によるゴミの削減
②イメージコンサルティングを活用した教育活動・就職活動支援
③社会的弱者のための仕事づくりと就業支援
④ビジネスファッションを入口にした社会貢献活動の一般化
⑤人と人、人ともののつながりを通した無縁社会の解消
など、様々な社会的課題の解決に貢献しています。
TFCは、これらのどれか1つの問題解決に焦点を当てるのではなく、これらの問題の根底にある、「自己価値の低さ」を解決することを目指しています。Tie for Changeのミッションの根底にあるのは「あなたが幸せなことが、世界を救う」という想いです。「幸せを感じられる自分である」には、「自分は幸せになる価値がある」という根本的な自尊心が必要です。そして、それを他者から認めてもらうことで、その認識はさらに高まります。TFCは、特に他者からの目線により評価されやすい「ビジネスファッション」を切り口にセルフイメージを高めると同時に、他者とのコミュニケーションを支援する場を提供することで、1人でも多くの人が「自分らしく1歩踏み出す」きっかけづくりに貢献します。
<strong>【事業内容】</strong>
① ネクタイの寄付依頼
② 寄付ネクタイのリメイクを通した商品づくり
③ ネクタイのお見立て販売チャリティー・イベント
④ 就活セミナー、営業セミナー、イメージアップセミナーなど
⑤ 個別イメージコンサルティング、コーチング
<strong>【詳細・お問い合せ】</strong>
http://herome.org
hiromi@herome.org
事業を始めたきっかけ
<strong>【事業への想い】</strong>
大学時代から、「誰もが自分の人生の主人公。主人公として輝いて生きる人を増やしたい」という想いを抱きながら、様々な分野で活動してきました。
そして、長年国際協力や教育に携わる中で、「1人1人が幸せなことが、世界を救う」という考えにたどり着きました。
「幸せを感じられる自分である」には、「自分は幸せになる価値がある」という根本的な自尊心と、他者や社会への信頼が必要です。
TFCの活動を通して、①セルフイメージの向上により、1人1人が「自分への信頼(自尊心)」を高めること、②他者との繋がり(Tie)をつくり、育むことで「社会への信頼」を高めることに取り組み、お互いに繋がり、支え合う社会づくりに貢献します。
<strong>【TFCが生まれたきっかけ】</strong>
2008年10月に、ホームレスの自立を支援する雑誌ビッグイシューのコンサルタントの方から「雑誌の販売者さんが、新しい仕事が見つかっても、その職場に馴染めずに、また販売に戻ってくるケースが少なくない」ということを知らされました。ホームレス状態に陥ると、清潔感を保つことが難しく、周囲から敬遠される傾向が強いために、セルフイメージが低下しやすいものです。さらに、ホームレス状態になる人は、人とのつながりが途絶えていることが多いため、初対面のコミュニケーションが苦手な方も少なくありません。新しい職場にフィットする第一印象づくりをすることは、彼らと職場の方との緊張感を和らげるため、新しい職場に溶け込みやすくなり、仕事への定着率を高めます。このことに、自らの国際イメージコンサルタントとしての能力が貢献できると考え、寄付していただいたネクタイ販売を通じ、経費を補うことが可能な、Tie for Changeのベースとなる、ネクタイのリサイクル事業が生まれました。
TFCの活動を通じ、ネクタイやスーツ選びに苦労している男性が想像以上に多いことを知り、本事業の可能性の大きさを実感しています。「何かしたいけど、時間もお金もない」とおっしゃる社会人が、「これならできます!」と喜んでくださったり、逆に「面白そうだから」という理由でお越しくださった方が社会貢献に関心を持ってくださったり、ネクタイの寄付をしてくださったりします。「満たされた方が貢献する側にまわる」という、「繋がって(Tie)変わる(Change)」よい循環が生まれています。
ひとことメッセージ
Tie for Changeは、現在ネクタイを活用したチャリティーとなっていますが、今後ビジネスファッション全般へと拡大していく予定でおります。
ソーシャルベンチャー・スタートアップマーケットへの参加を通じて、たくさんの方々との出会いやコラボレーションを心から楽しみにしています。
何かございましたら、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
また、Tie for Change では、一年を通じて次の取り組みへの参加を募集しています。
【ネクタイの寄付】
活動の基盤となるネクタイの寄付をお願いしております。
そのまま活用できるものは1本200円、リメイクなどが必要なものは1本100円のクーポン券にて下取りしております。
企業様のCSR活動としても無理なく継続できると喜んでいただいております。
http://herome.org/donateties.aspx
【女性ボランティアTFCミューズの募集】
いつもよりちょっぴりオシャレをして、銀座の素敵なカフェで1日スタイリストになってみる。
そんな風に、楽しみながら輝くことで、新たな出会いや社会貢献に繋がるボランティア活動です。
一度参加してくださった方は、「すごく楽しかった!」「またぜひやりたいです!」と、毎回サポートしてくださいます。
現在HPを準備中ですので、詳しい内容は、hiromi@herome.org までお問い合わせください。
活動レポート
9月~2月の報告まとめ
【オフィス移転】
9月7日~赤坂にオフィス移転(2012年8月31日まで)
株式会社ビジネスバンク様の社会起業家支援プログラムを通じて赤坂オフィスに入居
【ネクタイ販売】
Tie Cafe(9月29日~10月1日、10月9日)
合計で83本、152,300円の売上、経費が94,662円、利益が57,638円
Tie Cafe(12月1日~3日)
販売本数60本、売上15万100円、経費 8万5,834
----------------------------------------------------------------------------------【2012/02】
◆ 就業訓練活動報告:11/25-29 赤坂オフィスで第1回プログラム実施 ◆
NPO法人ビッグイシュー基金様のご協力のもと、
11月25日~29日に、第1回就業支援プログラムが始まりました。
今回は、49歳の販売者の方、23歳の若者の方2名にオフィスまでお越しいただき、
【ビッグイシュー担当者より】
今回の就業支援では、Tie for Changeさんの元に集まったネクタイを仕分けし解体する作業や、お礼状の作成といった一連の仕事内容を通じて、ビッグイシュー販売者がスキルアップ、就業意欲が向上できるようプログラムをつくって頂いています。
ホームレス状態の方の中には、働きたくても身分証をもたないために仕事に就けない方や、長期間の離職を経て就職に自信をもてない方がいます。そうした方に対して、一般労働につく一歩手前の就職訓練の場所としてこのような場所があるのは、ホームレス状態からの就労や自信回復の意味でとても大きな意味があると思います。
この3か月間で、色々と前進がありました。
【合格プログラム】
★イノベーショングラント第6期フェロー決定
★E-ideaコンペティション2011ステップアップ賞受賞(ブリティッシュカウンシル・LRQA主催)
★ビジネスバンク社会起業家オフィス無料提供プログラム合格(赤坂オフィス決定)
【メディア】
★Greenz Web http://greenz.jp/2011/07/22/tie-for-change/
★9月27日発売 雑誌「アントレ」取材
★9月15日FM横浜出演決定
【企業協働】
★9月16日~25日 ネットオフ株式会社様とネクタイ回収キャンペーン実施決定
★8月9日 NPO法人ビッグイシュー基金様、ホームレスワールドカップ野武士JAPANのネクタイ製作
★8月28日 NPO法人「育て上げ」ネット様主催 立川Tie Cafe開催
【イベント】
★7月17日 米国大使館震災イベント出展
★8月28日 NPO法人「育て上げ」ネット様主催 立川Tie Cafe開催
3月以降の上半期は、様々な助成金の申請、事業計画作成など、デスクワークが多くありました。
下半期は、とにかく「結果を出す」ということにフォーカスを置き、しっかり動いていきます。
私自身、感覚的に物事を進めていく傾向が強いのですが、そこで問題となるのは、やはり外部とのコミュニケーションです。
外部に対して説得力のある話をすること、関心のなかった方に関心をもってもらうこと、
そのための「ビジネス・コミュニケーション力」を鍛えたいという思いでこのSVMに参加させていただいたのですが、その点でも、とても学びの多い時間となりました。
包括的な考え方と表現の仕方・・・How to が分かったところで、それを自分のPJできちんと表現することは、また別の話です。
8月までに、そのことにしっかり取り組むこと、そして、「なるほど」と1人でも多くの方に納得していただけるようPJを表現すること。
それに基づいた事業計画を立てること。
マーケットコーディネーターの方が、非常に親身になって相談にのってくださっています。
折角のご縁ですので、この場でより多くの方々にご指導いただきながら、さらなる前進をしていきます。
8月には成果を見せれるように、しっかりやっていきます。
----------------------------------------------------------------------------------【2011/5】
メディア掲載
“ネクタイ”を軸にしたコミュニケーション支援プラットフォーム「Tie for Change」(greenz.jp、2011年7月22日)
【事業カテゴリ】
2期生/就職・就労支援・キャリア教育/環境保全・環境再生
【団体名/事業名】
Tie for Change
【活動地域】
日本
【ウェブサイト】
http://herome.org
【ブログ】
http://ameblo.jp/herome/
【プロフィール】
大学時代、ジンバブエのNGOで村落開発活動をしたことをきっかけに教育の重要性を実感し、教育と国際協力の道へ。
日本の民間教育機関で教師の経験をつみ、アジア経済研究所開発スクールで開発学、ケンブリッジ大学大学院で教育学部にて政治と教育を学び、
草の根ではない政策決定の機関に興味をもち、南部アフリカのナミビア共和国のUNESCOとUNICEFにて働きました。
国際協力活動を続ける中で、「足りないものを補う」アプローチに違和感を感じ、「すでにあるものに気付き活かす」アプローチを学びたいと考えました。
また、海外生活中、能力も技術も熱意もある日本人が、プレゼンテーションの弱さから、良さを伝えきれていないことも実感。
これらのことから、目の前の人の気付きを促し力を引き出すコミュニケーションやイメージ戦略の必要性を感じ、
2007年に帰国後コーチングとイメージコンサルティングを学び、現在に至ります。
【影響を受けたもの】
「かたあしだちょうのエルフ」「彩花へ―「生きる力」をありがとう」「アルケミスト」「般若心経絵本」「神との対話フォトブック―小さな魂と太陽」「さとりの授業」「残酷人生論」
親友たちとの関わり、アフリカでの生活、藤原直哉さん、阿部敏郎さん
【座右の銘】
「あなたが幸せであることが、世界を救う」「足は大地に、理想は高く、心には愛を」
【オフの過ごし方】
瞑想、運動、読書、映画鑑賞、親友との関わり、料理、断捨離、散歩、神社仏閣めぐり(高野山と弁天様が大好きです)