アスリートソサエティ:日本のスポーツを変革する選手共同体
為末 大 /
Dai Tamesue
( 第1期 )
一般社団法人アスリートソサエティ

事業概要
アスリートの孤立化は競技力向上の阻害要因となり、また社会適応力や人生観が欠如した状況で成長したため、選手のセカンドキャリアにも影響を及ぼしています。
本事業はアスリートの社会的自立を支援し、アスリートの課題解決と、アスリートの知見や経験を社会に還元することを目的としています。
社会的自立は大きく3つのフェーズを経ることで達成されます。アスリートが置かれている状況の「気付き」を与え、社会とのギャップを埋める「経験」を積み、実際に社会に「進出」する、という流れです。
このフローを本団体が支援し、アスリートと社会が接する機会を提供することで、アスリートの社会的自立とアスリートとしての成長を目指します。
事業を始めたきっかけ
私は陸上競技を職業としています。名前を為末大と言います。これまで24年間スポーツの世界に関わってきました。24年間のスポーツ人生ではいろいろなことを経験する事ができました。日々の技術革新、集中時の特別な感覚、世界と戦う為に考え抜く。どれもかけがえのないものです。
しかし同じように長い競技生活で、スポーツ界の問題点もたくさん見てきました。引退後社会に馴染めずに就職先も無い選手、現役時代も支援方法が無い為に競技を断念せざるを得ない選手。華やかに見える選手の人生には問題が山積しています。
スポーツ選手の世界は隔絶されています。縦社会且つ、村社会のスポーツ界は, 各競技間で交流は少なく、更に社会との交流は本当に限られています。そして、そういった状況が選手を社会から孤立させ、先に上げた様な問題を引き起こしています。また、社会や競技間で情報が行き来していない為、スポーツ界が硬直化している面があります。優秀な選手の経験やメソッドが、全体で共有されない為に、偶然情報が集まった団体や選手のみが成果を出す、という状態になっています。
私がこの法人を通じて実現したいものは、アスリート自身が考え、社会に働きかけ、スポーツ選手の経験や知が社会に還元される世界です。アスリートが置かれている現状を変えるには、アスリート自身が変わるしかない。そう強く感じて私はこの法人を立ち上げる事を決意しました。
ひとことメッセージ
アスリートソサエティでは社会との接点をキーワードにしています。そのためたくさんの社会、企業との連携ができればと考えています。アスリートソサエティはオリンピアンを始めとした様々な競技種目で活躍するアスリートのネットワーク化を目指しており、特にスポーツ・健康・教育研修・地域振興などといった分野の企業や団体に対しては、大きな価値・リソースを提供できるのではないかと考えております。ぜひより多くの方と一緒にムーブメントを大きくできればと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
<賛助パートナー>
アスリートソサエティ運営資金として年間会員費を賛助して頂くパートナー
(個人:3千円 法人:一口10万円)
<応援パートナー>
アスリートソサエティ所属アスリートに対し、製品・サービスをディスカウントまたは無償でご提供頂くパートナー
[例]スポーツ用品メーカー様 : 所属アスリートに対し商品サンプルを無料提供
[例]飲食店様 : 所属アスリート来店時に飲食代を一定額割引
<事業パートナー>
アスリートソサエティのアスリートと一緒に共同事業、イベントを記載を実施するパートナー
活動レポート
9月実施したアスリートデイの案内文
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為末です。
【事業カテゴリ】
1期生/スポーツ/就職・就労支援・キャリア教育
【団体名/事業名】
一般社団法人アスリートソサエティ
【活動地域】
東京
【ウェブサイト】
http://www.athletesociety.org
【ブログ】
http://sports.nifty.com/tamesue/
【プロフィール】
為末 大(ためすえ だい) 1978年5月3日 広島県出身
世界大会において、トラック種目で日本人初となる2つのメダルを獲得した陸上選手。
2003年に大阪ガスを退社し、より厳しい環境を求め、「プロ陸上選手」となる。2007年全国の小学校を訪問し、陸上の普及を目的とした「キッズアスリート・プロジェクト」への参加、さらに東京・丸の内の公道を封鎖し、陸上のPRを図った「東京ストリート陸上」実現など「陸上宣伝部長」としても活躍中。
【影響を受けたもの】
尊敬するアスリート セバスチャン・コー
主に陸上中距離で活躍し、モスクワ・ロサンゼルスオリンピックでは両大会とも母国イギリスに金メダルをもたらした。引退後は保守党としてイギリス下院議員を務める(1992~1997)。2012年にはロンドンオリンピック招致委員会の委員長として、開催誘致の成功に尽力し、現在ロンドンオリンピック組織委員会会長となっている。また、2007年より国際陸上競技連盟(IAAF)の副会長である。彼のように競技引退後も尊敬され続けるアスリートは日本にはまだ少なく、自立したアスリートのモデルになっている
【座右の銘】
【オフの過ごし方】