>>スタートアップメンバー一覧に戻る

化粧を通じた、「途上国」の女性の自立支援・国際交流

向田 麻衣 /  Mai Mukaida ( 第1期 )
Coffret Project  

事業概要

ビジョン
世界中の女性がより自由にそれぞれの可能性を開花させることができる世界の実現を目指し、化粧を切り口に、国境や人種、言語の壁を越えて人々が喜びを分かち合うプラットフォームを提供します

ミッション
化粧やコスメを通じた「途上国」の女性の自立支援を行います

Coffret Projectの活動
世界中で様々な女性自立支援を行うNGO、NPOと共に、支援現場でメイクアップのワークショップを行います。NGOやNPOの支援を受ける女性達に自尊心と心のケアを行ないます。

2012年にはCoffret Projectとして初の自前のサロンをネパールの首都カトマンズで展開予定。化粧による心のケアと同時に女性の雇用創出にむけて準備中。

【詳細・お問い合せ】
www.coffretproject.com
mail@coffretproject.com

 

事業を始めたきっかけ

11年前 、私が高校2年生の時に、高校の講演会に来てくださったネパールのNGO職員
高津亮平さんのお宅を訪問したことから全てが始まりました。

ここで出会った人、ここで見た景色、この場所で感じた 匂い、音、光。それら全てが私を捕らえて離しませんでした。
帰国後、大学在学中は「100万人のキャンドルナイト」運営、フラメンコの舞台に立つなどの生活の中で、美しい一瞬の夢は、決して刹那的な物ではなく、その人の人生に寄り添い支えてくれるのだということを知りました。

私は彼らの生活に「ハレ」の日を作る事、花火のような「一瞬の夢」をみること、そういったことで彼らの生活を、人生を支えることができないだろうかと考えるようになりました。

そして、半年間のNGOの支援を受ける女性たちへのフィールドワーク調査の中で聞こえていた声は「お化粧したい」「おしゃれがしたい」というものでした。
一方、日本の女性は化粧品を使い切れずにもてあましている事実に気づきました。そして、この両者をつなぐ事ができるのではないかと考え、コスメを回収し現地NGOを通して支援を受ける女性達に届けるCoffret Projectを立ち上げました。

その後、Coffretメール会員は1110名(2011年7月現在)に増え、shu uemura様の技術指導サポートやコスメ提供、東急百貨店様でのコスメ回収キャンペーンでは2日間で600人以上の方が、5000点以上のコスメを寄付してくださるなど、広がりが生まれてきています。

3月11日以降は40社の化粧品メーカーから1万点以上の化粧品をご提供いただき、宮城県や福島県にお届けするなど、被災地でも化粧による女性の心のケアを始めました。

今後は、化粧に加えて、文化・芸術の分野へも活動を広げ、現地の女性の自立のためにどのような活動が効果的かを検証しながら、活動を続けてゆきたいと考えています。

ひとことメッセージ

2009年の夏頃にCoffret Projectが生まれて2年とすこし活動を続けることができました。SVM支援期間中の試行錯誤の中で、ネパールでのサロン計画が生まれ、現在試行錯誤の中で準備を行っています。まだこれからが本番という状態ですが、これまで本当にたくさんの皆さまのご協力やアドバイスによって支えて頂きました。本当にありがとうございました。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

活動レポート

現在のところ、活動レポートはありません。

【事業カテゴリ】
1期生国際協力・国際交流文化・伝統・芸術・学術

【団体名/事業名】
Coffret Project

【活動地域】
ネパール・日本

【ウェブサイト】
http://coffretproject.com

【ブログ】
http://coffretproject.com/?cat=33

【プロフィール】
7歳でネパールにて、女性の識字率向上のためのNGO活動に参加。
大学では小熊英二氏の研究室にて社会学を学び、メディアの言説分析を行う。
2005年~2008年 Candle Night @ Omotesando実行委員。
2006年フラメンコFRESPON学生大会準優勝。
2008年8月よりトルコにてフィールドワークを行う。
2009年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、化粧品メーカーのマーケティング部を経て、Coffret Projectを立ち上げる。

【影響を受けたもの】
小熊英二・Arnaud Desplechin “Rois et reine"・ベネディクト アンダーソン『想像の共同体』・旅の中で知り合った人々(調香師、紙職人、美術家、小説家)

【座右の銘】

【オフの過ごし方】
フラメンコ、手品鑑賞、写真を撮る、旅をする、語学を勉強すること(トルコ語、アラビア語、フランス語、イタリア語、ドイツ語)、相撲鑑賞、映画鑑賞(小津安二郎・アルノー デプレシャン・ペドロ アルモドバル etc...)