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育休取得から復帰後まで企業をサポート!『産休Thank you♪』

堀江 由香里 /  Yukari Horie ( 第1期 )
NPO法人ArrowArrow「産休!Thankyou!」  

事業概要

妊娠・出産をしても仕事を続けたい!という社員の方
パートナーが妊娠!育児休業を取得したいイクメン予備軍の方
妊娠・出産をしても仕事を続けて欲しい!という企業の人事担当者、経営者の方

上記の思いを持っている方に対して、

●業務の質を落とさず、
●業務効率を上げ、
●産育休をスムーズに取得でき、
●企業の導入コストを軽減することができる


妊娠が発覚した時から、産育休から復帰するまでを
トータルサポートするプログラムです!

●産休!Thank you!プログラムの特徴

特徴1.産育休取得から復帰まで、それぞれの時期に合わせて必要なプログラムを提供!
特徴2.産育休復帰後に企業が取得できる助成金のアドバイスまでトータルサポート!
プログラムの導入コストもサポートします!

●プレワーキングマザー、ワーキングマザー勉強会
 お題を元に、それぞれの想い、悩みに対しての改善策を皆で考えます。
 これからのキャリアに悩む人も、これからママ、パパになる人も、
今まさに子育て中の人も、環境が違うからこそ生まれる対話を一緒に楽しみましょう!

 

事業を始めたきっかけ

<仕事を取るか、プライベートを取るか。二者択一の社会を変えたい!>
就職活動中、どうして女性は「家庭(プライベート)」か「仕事」の「どちらか」しか選べないのか疑問に思ったのが一番最初に感じた問題意識でした。「どちらか」ではなく、「どちらも」選択できる社会を創らねば―。そんな自分の想いを形にする為に、まずは自分の理想とする組織を創れるよう、起業スキルを身につけようと思い、ベンチャー企業に入社しました。

<仕事は厳しいけれど、楽しい!でも、今の働き方じゃ「どちらも」は選択できない・・・。>
始発から終電まで働き、体力的には辛い日々が続きましたが、それと同時に仕事の楽しさを知ることができた3年間でした。ただ、体力が続かず退職していく女性を目の当たりにし、自分の目指すべき社会と、企業とのギャップに悩む日々が続いた時期でもあります。その時、「子育てと仕事の両立が当たり前の社会」を目指す、NPO法人フローレンスと出会い、自分の創りたい未来とマッチしていると感じ、転職を決意しました。
<子育てと仕事の両立を阻む、たくさんの社会問題。「どちらも」を選択する為の別れ。>
NPO法人フローレンスに転職し、様々な経験を積ませてもらう中、子育てと仕事の両立を阻む社会問題があまりにも多い事に改めて気付かされました。このままフローレンスに残る事ももちろん考えましたが、私は、産育休明けで病児保育等を必要としている女性のサポートだけでなく、今は専業主婦だけれど、これから再就職したいと考えている女性のサポートも必要だと感じていた為、退職して自分で事業を実施する決意をしました。

<実現したい未来>
産休!Thankyou!プログラムを通じて、企業に対しては、企業の知的財産となる業務マニュアルの作成サポートや、プログラムの負担を軽減できるよう助成金申請サポートまで実施することで、優秀な社員を退職させてしまうというリスクを軽減させ、従業員に対しては、復帰後までのサポートを実施することで、「産育休を取ったのはいいが、復帰できるかどうか不安」という従業員の不安を軽減させて、日本の社会モデルを変革します!

ひとことメッセージ

『らしさ』をサボるな、『らしさ』を誇れ。これは私が新卒時代、立上に携わった人事部のキャッチコピーです。作った当初から大好きな言葉でしたが、歳を重ねるにつれ、もっと好きな言葉になりました。

私らしさを表現するために、働くことは必要不可欠なものです。でも、女性として出産、育児というライフステージが待っていると感じた時、「このまま働き続けることは難しいのでは?」と不安な日々が続きました。そして私は今でもその不安と戦っています。でも、今、その不安を少しだけ和らげる手段を見つけました。それは、自分で創るということ。無いことに悲観するのではなく、無いことを実感したら、それを解決できる一歩を踏み出せばいい。そう教えてくれたのは、今まで出会った全ての人と、出来事でした。

その今までの人生を賭けて、私は今後の人生を費やしていきたいと思っています。そして、少しでも自分の一歩が社会の為に、誰かの為になれるよう、日々の努力を積み重ねていきたいと思います!

 

活動レポート

1年活動し、パイロットプログラムも導入する中で、
今後更に社会に大きなインパクトを与える為には、
どの業界に、どのようなアプローチをすることが重要なのか、
再度、事業の見直しをすることを決定しました。

現場のニーズを把握するため、もちろん引き続き活動を続けますが、
中長期的な戦略を決める為の考える時間に注力していきたいと思います。
-------------------------------------------------------------------【2011/9】
6月は1日から新聞掲載、提携先の決定等、嬉しいニュースで始めることができました。

しかし、営業ツールの作成、マーケットの決定等、
既存タスクに迫られて、重要度の高い作業に、なかなか取り組めないこともあり、反省点の多い月でもありました。

7月からは新しいスタッフの参加も決まっているので、
既存タスクをスタッフに振り分けし、自分が今すべきタスクに集中できる環境を作っていきたいと思います。

-------------------------------------------------------------------【2011/6】


5月は法人登記、プレスリリースの作成等、
事業以外の土台作りに時間を割く時間が多くなりました。

事業は既存のクライアント様への提供がほとんどとなり、
新規案件への提案がなかなか出来なかったので、
6月以降は勉強会を開始する等、積極的に活動していきたいと思います。

-------------------------------------------------------------------【2011/5】

 

メディア掲載

結婚しても、子どもを産んでも、オンナの人生は選べる!女性が働き続ける環境作りを支援する「Arrow Arrow」(greenz.jp、2011年7月19日)

 

【事業カテゴリ】
1期生ビジネス支援・産業支援就職・就労支援・キャリア教育

【団体名/事業名】
NPO法人ArrowArrow「産休!Thankyou!」

【活動地域】
東京23区

【ウェブサイト】
http://arrowarrow.org/

【ブログ】
http://arrowarrow-info.seesaa.net/

【プロフィール】
● 大学4年生…就職支援のNPO団体の二代目理事として、就職支援セミナー実施やフリーペーパー発行に携わりました。
● 社会人1年目から3年目…人材業界のベンチャー企業に就職。新卒1年目で人事部の立上メンバーに選出され、新卒採用や内定者研修、新入社員研修のプロジェクトを担当しました。また、3年目にはグループ企業の人材紹介事業部に異動し、キャリアコンサルタントとして従事。『働くこと』と再度向き合うきっかけになりました。
● 社会人4年目~…ビジョンと事業がより密接に繋がっている企業で社会的企業について学びたいと思い、NPO法人フローレンスに転職しました。ワークライフバランスコンサルタント事業部長、広報事業部長、病児保育事業部長を経て、自分のミッションである『子育てや介護等に左右されずに働くことができる社会』を創るべく、2010年6月末にNPO法人フローレンスを退職し今に至ります。

【影響を受けたもの】
・司馬遼太郎『竜馬がゆく』
・GRAPEVINE『here』

【座右の銘】
『らしさ』をサボるな、『らしさ』を誇れ。

【オフの過ごし方】
【1】お気に入りのCaféでまったり過ごす
【2】目覚まし時計をかけずに寝る
【3】ゴルフ