職場のみんなと一緒に踊って、イキイキ働ける職場をつくる
石川 さやか /
Sayaka Ishikawa
( 第1期 )
melmic

事業概要
企業にとって、社内のコミュニケーション活性化や一体感醸成は、非常に大切です。そのために、社内運動会やボーリング大会など様々な取り組みが行われていますが、最近ではよさこい祭りで企業チームの参加枠が設けられるなど、「踊り」に取り組む企業もあります。
踊りには
① バックグラウンドを超えて、大人数で一斉に取り組める
② 練習~発表本番の期間を通じて交流を深められる
③ 定期的な運動を習慣化し、健康作りを兼ねられる
④ 「最初は少し抵抗を感じたが、やってみたら意外と楽しかった」という人が多い
といった特徴があり、好評をいただいています。
「興味はあるけど、どうしたらいいのか分からない」「アドバイスをもらいながら、取り組んでみたい」という職場を対象に、コミュニケーションの活性化や一体感の醸成効果に加えて、健康作りやCSRなど、様々なニーズにおこたえしたプログラムを提供し、踊りを通じてイキイキ働ける職場づくりをしていきます。
【事業内容】
誰もが踊れる簡単な振付を、職場の全員で練習し、発表します。
◆◇◆振付◆◇◆
「踊り」というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、ラジオ体操をやったことがある人なら大丈夫。”難しすぎず、簡単すぎない”適度な難易度の振付を、丁寧に指導・サポートします。
◆◇◆練習◆◇◆
週に15~30分程度の練習は、気分転換や運動不足解消をすることができ、気軽に参加していたけます。「正しさより楽しさ」の雰囲気の中、お互いに教え合ったりしながら踊りを習得していきます。
◆◇◆発表◆◇◆
衣装に身を包み、地域のお祭りなどで練習の成果を披露します。練習と発表本番あわせて、かかる時間はのべ8時間程度とコンパクトです。沢山の笑顔が溢れる、プログラムの最大の山場です。
◆◇◆架け橋プログラム◆◇◆
「年に1度の取り組み期間以外にも、身体を動かす機会が欲しい」などのご要望におこたえして、空いている会議室を使ったヨガエクササイズなどの機会をご提供します。朝活や、業務の休憩時間、終業後などに、出張指導いたします。
事業を始めたきっかけ
【踊りから学んだこと】
踊りが大好きで、幼少の頃から数々の舞台に立ってきました。踊りを欠いた途端に歯車が外れて生活すべてが弛んでしまうといった調子で、私にとって踊りは生活の一部と言っても過言ではありません。私は踊りを通じて、単に身体能力を磨くというだけでなく、コミュニケーションスキル、自己管理能力、チームワーク、表現力など、普段の生活にもいかせるスキルを沢山学んできました。そして、このことを社会に広く役立てたいと考えるようになりました。
【職場で感じたこと】
大企業でエンジニアとして勤務した経験があります。職場では多様な人が一緒に働いていて、性別や国籍、雇用形態などの違いを越えてチームワークを築けるかどうかで、仕事の出来が左右されます。また、IT化が進んで作業効率が上がった半面、業務のスピード化が求められ、個人完結型の仕事が増えました。そのため、PCに向かって黙々と作業する時間が多くなり、eメール等の浸透もあってFace to Faceで話す機会が減っていました。コミュニケーションやメンタルヘルスの問題は多くの企業が関心をよせるところですが、私自身も悩んだ経験があり、イキイキ働ける職場作りをしたいという想いを持つようになりました。
【踊り×職場というチャレンジ】
偶然、レクリエーション活動の一環として職場のみんなで踊る機会を得ました。踊り経験者はゼロ、20~40代の約100人(約9割が男性)の指導を任されたのです。最初は上司命令で嫌々参加していた人が殆どでしたが、練習するうちに「やってみたら意外と楽しい」「これまで話さなかった人とも話せるようになった」「できないことが、できるようになるのが嬉しい」「励まし褒め合う雰囲気ができた」「上司がコピー機の前でステップを踏んでいるのを目撃した」「普段と立場逆転で、上司が若手社員に教えてもらった」「日本語が堪能でない外国人も一緒に楽しめた」「家庭で娘に披露したら褒められた」など、様々な喜びの声が聞かれました。最後の発表本番では、それまで見た事もないような底力と一体感が発揮され、自分が好きな踊りを通じて職場を活性化できたことに大きな喜びを感じました。
この喜びをもっと沢山の人と分かち合っていきたいと思って活動しています。
ひとことメッセージ
好きな踊りで社会に貢献できるなんて、これ以上の喜びはありません。
以下のようなニーズのある職場にオススメしています。興味を持たれた方はお問合せをお待ちしています。
✔ eメール連絡が増えるなどして、Face to Faceのコミュニケーションが希薄になっている。職場のコミュニケーションを活性化したい。
✔ 従業員数が多くて縦割り組織の壁が厚い。部署の垣根を越えて一体感を醸成したい。
✔ オフィスワークで身体を動かす機会が少ない。健康作りをしたい。
✔ 地域のお祭りに参加して踊って盛り上げることで、地域貢献(CSR)したい。
✔ M&Aで、企業文化が全く違う人同士が一緒に働くことになった。チームワークを築きたい。
✔ 日系企業が海外に進出することになった。日本人コーディネーターと現地従業員との交流を深めたい。
そして
☆踊りが好きな人
☆作曲が好きな人
☆衣装制作が好きな人
☆お祭りごとが好きな人
☆異文化交流が好きな人 などなど・・・
あなたの好きをいかして、職場の笑顔を増やしていきませんか?
一緒に未来を作っていく仲間も募集しています。
活動レポート
5/26の出産の後1ヶ月は、ほぼ寝たきり生活を送らなくてはなりませんでした。
寝ていても、頭は事業のことをあれこれと想いをめぐらせていました。
震災の影響で、工場の操業停止や節電対策を余儀なくされている企業が相次ぐ中、これまでの事業計画では、なかなか進展し辛いのではないかと感じています。
事業計画ワークショップでアドバイスをもらったように、外資系企業の日本参入などを、重点顧客として考えるなどの対策が必要そうです。
色々と試しながら、学び、前進していきたいです!
------------------------------------------------------------【2011/6】
昨年 パイロットテストを実施した企業に、今年度の取り組み提案についてプレゼンテーションをしました。
出席した担当者3名は、ぜひとも私たちの力を借りたいとのことで、大変有意義な時間となりました。これから、担当者から社長への報告相談を経て、今年の採否が決定します。
震災後、メーカー各社は必要経費を軒並みコストカットしている状況下では、社内で稟議を通すのが難しくなっていますが、今年も本プロジェクトを導入して、社員一致団結してこの困難期を乗り越えて欲しいです。
------------------------------------------------------------【2011/5】
【事業カテゴリ】
1期生/ビジネス支援・産業支援/医療・福祉・健康
【団体名/事業名】
melmic
【活動地域】
関東・東海地区
【ウェブサイト】
http://www.melmic.org
【プロフィール】
幼少の頃より新体操(全日本ジュニア選手権大会 団体5位入賞)やダンス(Jazz, Street, Modern etc)に打ち込む中で、コミュニケーションスキル、自己管理能力、チームワーク、表現力など、日常生活にも活かせる様々なスキルを学んできました。
また、東京工業大学卒業後、エンジニアとして社会人経験を積む中で、職場コミュニケーション、メンタルヘルス、メタボリックシンドローム等、様々な課題を肌で感じできました。
現在は、慶應義塾大学 上席訪問研究員として、ダンスを通じた企業活性化プログラムの実践・開発に取り組んでいます。
【影響を受けたもの】
新体操漫画「光の伝説」、ドキュメンタリー映画「ベルリンフィルと子供たち」
【座右の銘】
なせばなる
【オフの過ごし方】
ダンス、音楽を聴く、旅行、料理・お菓子づくり などなど