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モンゴルのマンホールチルドレンの自立支援プロジェクト

照屋 朋子 /  Tomoko Teruya ( 第3期 )
NGOゆいまーるハミングバーズ  

事業概要

事業のミッション・ビジョン
モンゴルの貧困のサイクルを解消する

事業内容
モンゴルのマンホールチルドレンが、孤児院卒業後に、経済的に自立し、自己実現を果たせるようサポートする。
現在のモンゴルは、マンホールチルドレンを保護する施設は十分にあるものの、孤児院卒院後の自立支援がないため、子ども達が再びマンホールに戻っており貧困のサイクルが続いている。
本プロジェクトでは、子ども達の自己実現をサポートする形での自立を目指す。具体的には、大学進学のための奨学金を運営し、寮費、生活費、教科書代、衣服代など大学生活に必要な全資金を4年間給付する。資金は、最終的には孤児院独自の財源でやっていけるよう、つまり、当会の支援が無くても安定的に継続して奨学金運用が出来る仕組みの確立を目指す。

 

事業を始めたきっかけ

私は、高校時代からボランティア活動を始め、「世界の子ども達の現状を良くする」という夢を持っている。世界を一気に変える事は出来ないため、まずは1カ国を拠点に活動を開始しようとして選んだのがマンホールチルドレンのいるモンゴルだった。モンゴルに20回程渡航する中で、モンゴルの子ども達に魅せられ、彼らの環境を少しでも良くするサポートをしていきたいという思いが強くなった。現在のモンゴルは、マンホールチルドレンを保護する施設は十分にある状態だが、孤児院卒院後の自立支援ないために、子ども達が再びマンホールに戻る「貧困のサイクル」が起きている。孤児院を卒院した子ども達は、年齢が18歳に達しているため、大人と見なされ国からの保護を受けることも出来ず、諸外国のNGOも大人の支援まではしていない。18歳に達した子ども達は社会から見放された存在であることに気付き、誰もがやらないからこそ、私がサポートしたいと思った。モンゴルで出会った子ども達への想いと、自らの夢を叶えるべく、モンゴルの問題に取り組んでいる。

ひとことメッセージ

皆さんと共に成長していきたいです!
どうぞ宜しくお願い致します。

 

活動レポート

2月は、社会人スタッフを中心としたコンサート実行委員会の結成とファンドレイズ戦略チームの結成に力を入れました。結成の要は、スタッフであるため、20名のスタッフ希望者と面談し、選びに選んだスタッフのみを採用しました。スタッフの選考基準は、第一にビジョンへの共感があるか否かです。その次に、情熱・動機の有無、NGO活動を行う上でのセンスがあるか、ゆいまーるの社風にあう人物か、必要なスキルを持っているか、等を考慮しました。

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【事業カテゴリ】
3期生国際協力・国際交流教育・こどもの健全育成

【団体名/事業名】
NGOゆいまーるハミングバーズ

【活動地域】
東京、モンゴル

【ウェブサイト】
http://yuimar.org

【プロフィール】
高校時代にボランティア活動を始め、国際協力を志し始める。
大学時代、The Asian Law Students Association JAPANに所属し、日本代表としてワシントンDC,バンコク、イスタンブール等で開催された国際会議に参加する。ホテルの会議室で貧困問題や社会問題について議論することに違和感を感じ始める。一点突破すべく、モンゴルに行き始める。上智大学法科大学院入学直後、孤児院「太陽の子ども達」倒産の危機を受けたため、休学し、NGOゆいまーるハミングバーズ設立。開発コンサル会社にてJICA中国独占禁止法整備支援プロジェクトを担当した後、現在に至る。上智大学法科大学院3年在籍。

【影響を受けたもの】
祖父母、与座先生、友成先生、ETIC.、孤児院「太陽の子ども達」

【座右の銘】
理解あるところに紛争なし(緒方貞子氏)

【オフの過ごし方】
おしゃべりして笑うteruyatomoko